キューキューおもちゃは罪な奴。

今日は「いぬのきもち」の撮影があったんだ。

生徒さん達は、おいらがデモしている姿しか見ていないんで、訓練された警察犬のように結構思われているんだけどそんなことは全然無いよ。


おいらにも弱点はいっぱいあるのさ。

おいらの弱点って何か?

その一つは、キューキュー鳴る小さなラテックス性のおもちゃ。
このキューキューおもちゃの前では、おいらの理性は破壊されてしまうのさ。猫のまたたび、ダップにキューキュー。代表はそれを知っているんで、禁止令を発令している。

実はカメラマンのSさんのカメラバックのサイドポケットには、このキューキューが入っているのを、おいらは知っているんだ。

何を隠そう今日のカメラマンは、そのSさん。代表はさすがだね、カメラバッグをあらかじめ高いところにおいてもらうように、Sさんにお願いしていたみたい。

こうやって頑張ったんだけどね、ゲットするのは無理だったな。

おいらを狂わすキューキュー、それが隠されている場所をおいらはもう一カ所知っているんだ。
それは、「いぬのきもち」の編集の人が持参するバッグ。しかし、それも代表は知っているんで、これまたおいらの鼻のとどかないところにおかれていた。

犬は体験を学習する、好ましくない行動はまずは体験をさせないように、って飼い主の皆さんに代表はいつも言っているけど、まさにそれを実践していた。

おかげでおいらも理性を失わずに、撮影を終わらせることができたよ。

こんなシーンもあるけどさ、これあくまでも演技だからな。

これ以外にもあんなシーンも、こんなシーンも・・・。

おいらの今回の理性的な姿は、「いぬのきもち」5月号で見てくれよな。